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インドネシア |
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中部ジャワに位置するジョグジャカルタ(通称ジョグジャ)はボロブドゥールへの玄関口。王宮を中心に古いジャワの文化を色濃く残しているしっとりとした町です。
と、9年前ここを訪れた時に感じたのですが、現在のジョグジャの中央通りマリオボロは西洋風の店が増えていてチョット騒がしくケバケバしい若者の町のようになっていてあの情緒は消えていました。時代の流れでしかたないことなのでしょうがその様変わりにはビックリ、ガッカリ。
クラトンと呼ばれる王宮は歴代スルタンの住居。バティック、ガムラン音楽に舞踊など王族がにない継承してきた伝統文化は数多く、クラトンは一大文化センターとも言えるのではないでしょうか。 日曜日のこの日、王宮では宮廷舞踊が演じられていました。10:30〜12:00だそうですので、訪問時のご参考になさって下さい。
そのきらびやかな衣装も踊り手さんも美しかったのですが、私の関心はこの天井の方に向いてしまいました。伝統的なジャワ建築、素敵でした。 |
東南アジアの巨大仏教遺跡として
「カンボジア」の
「アンコール・ワット」と並び称されている「ボロブドゥール」。恥ずかしながら私、96年12月にアンコール地域を訪ねるまで両者を混同していたのです。で「写真があればあの遺跡も紹介出来るのに」と思ったのが3度目のインドネシア訪問(つまり今回)の原動力になったという次第です。
底辺一辺の長さが約120メートル、高さ42メートルという世界最大のこの石造建築の周囲は、近年完成された遺跡公園になっています。9年前と比べると、街路樹(?)に花壇、とあまりにもきれいに整備されすぎていて何故か興ざめ。 と思ってしまいました。帰国してから読んだボロブドゥールの本の中に、「当時この遺跡の周囲には人工湖があったらしい」という最近の研究結果が書かれていて、「然もありなん」と、納得。水に映るストゥーパを見てみたいものですね。
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「欲望界」を表しているといわれる”隠れた基壇”、「色界」を描写している第1〜第4回廊。これらの回廊を説明を聞きながら「時計回り」(物語は左回りに展開されています)にたどるうち視界がひらけ、悟りの境地「無色界」ストゥーパの立ち並ぶ円壇に出ます。ここは三層になっていて、上段と下段ではその窓の形が違っています。
最上部(右手)と下二層のストゥーパ(仏塔)、窓形が違うのがお分かりになりますか? 第1〜第4層の回廊の壁上部には東西南北、各方位に印相の異なる仏達が安置されています。東から時計回りに「触地印」、「施与印」、「禅定印」、そして北側の「施無畏印」の合計368体。第5層回廊には「説法印」64体。
いつも人だかりがしていますのですぐ見当がつくと思いますが、わからなければ観光客を引き連れているガイドさんにでも尋ねてみて下さい。でもこれ、中の仏像に触れるだけでも一苦労。ここでは手長ザル並みの手の長い人しか幸運をつかめないのでしょうか? |
ジョグジャでもう一つ忘れてならない場所があります。プランバナン遺跡群と呼ばれ、その中の白眉はこのヒンドゥー遺跡「チャンディ・ロロジョングラン」。この2大遺跡、見た目がかなり違います。仏教遺跡のボロブドゥールが小山のような「ぼた餅」ならここはまるで巨大な「ソフトクリーム」です。
チャンディ・ロロジョングラン : 中央にそびえるのがシヴァ聖堂 「シヴァ」は破壊の神、それが再生にもつながるということでヒンドゥーでは最高神として畏れ崇められています。ここにはその「シヴァ」の神像を含め4体の神像が安置されていますが、中でも有名なのは「シヴァ」の妻とされている女神「ドゥルガー」、別名「ロロジョングラン」像でしょう。後程ご紹介しますね。 天界の樹木の下にたたずむ半人半鳥「キナラ・キナリ(キンナラ・キンナリー)」。それを両サイドに配したライオンのモチーフはこの聖堂の基壇に繰り返し用いられています。
これを見ていて 「ハンガリー」王宮地下のスフィンクスの姿を思い出しました。もちろんスフィンクスと言えば 「エジプト」、そしてギリシアの 「デルフィ」のものが有名ですね。このスフィンクスに限ったことではありませんが、世界各地に時空を超えて似たような物が存在しているって、何か不思議な気がします。 |
「細身の処女」という意味の「ロロ・ジョングラン」という名を持つ美しい娘について、地元ではこんな話が言い伝えられています。
それにしましても、なぜ彼女が「ロロ・ジョングラン」と結びつき、この寺院の名前にまでなったのでしょう。 ギリシアでも トルコでも同様の歴史がありますが、人々は滅ぼした先住民族を慰撫するため、その人たちが崇めていた神(女神)を自分たちの神(女神)に重ね合せるのでしょうか。「敗者は語らず」で総ては霧の中。でも興味深いことです。 |
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