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北海道 |
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夕張出身の知人から「アイヌのことが知りたければ二風谷(にぶたに)だね」と言われていましたので、北海道到着後平取町の二風谷に直行。千歳から車で2時間弱で、巻貝のような、ユニークな外観の博物館に到着しました。資料によりますとこれは大樹の洞をイメージしたものだとか。
吹き抜けの広々とした館内は、「アイヌ」=人々の暮らし、「カムイ」=神々のロマン、「モシリ」=大地のめぐみ、「モレウ」=造形の伝統、と4つのゾーンに分けらていて、映像ブースでは「丸木舟」「結婚式」「子供の遊び」「アイヌ語会話」なども鑑賞できるようになっています。ゆったりと配置された展示品の間を、渡り鳥のように気ままに見て歩くのも楽しく、久々に博物館にいることを堪能させてもらいました。
大樹の根元の洞(ホラ)をモチーフとした : 二風谷アイヌ文化博物館 展示資料について : 当館の展示資料は、アイヌ文化研究家萱野茂氏が40年以上の歳月をかけ収集された物が基礎になっております。ユーカラの試聴も氏が収録されたものです。当館の設立過程において、氏の多大な功績がありましたことをご紹介申し上げます。 − 館長の紹介文より − ここに来るまで「アイヌ」は、北海道の先住民族で縄文時代に繋がる文化を持った人々、と思ってきたのです。でも年表を見ますと、縄文時代〜続縄文時代〜擦文時代の後がアイヌ文化で、13世紀前後(鎌倉・室町時代〜)と、予想外に新しい。この時代区分は何が基準になるのでしょう ??? アイヌ文化 : 沙流川歴史館でその質問をしますと、学術的区分では「土器を持たない」とのこと。鎌倉時代以降、毛皮との交換品として本州から鉄製品や陶磁器が北海道にもたらされ、擦文土器文化はアイヌ文化に移行してゆく。それは成立の初めから、「交易に依存した文化」なのだそうです。
土器がなくてどう炊事をしていたのかとの疑問には「煮炊きは樹皮製の鍋や、和人との交易品の鉄鍋でしていた」。つまりアイヌ文化は「鉄鍋文化」とも言えるのだとか。これも意外でした。
この後、各地で様々なアイヌ文化の展示を目にしましたが、この博物館の展示法が最も美しい。特にこの奉酒箸の見せ方、ホレボレしてしまいました。暮らしや祈りの品々を、美術品のように見せることには賛否両論あるでしょう。でも展示品に魅力を感じれば、もっとその文化の担い手のことを知りたいと思うもの。ですからこれも一つの方便と言えそうですね。 博物館のある一角には工芸センターと沙流川歴史館もあり、両館とも無料だったのでそう期待もしないで入ってみました。意外にも歴史館は展示内容もしっかりしていて、その考古資料室では念願の細石刃も見ることができました。ここは入館無料で、しかも3Dアドベンチャー「沙流川探検」なども楽しめますので見なきゃソンですよ。 |
入館料 : 大人400円 小・中学生150円
*萱野茂・二風谷アイヌ資料館との共通割引チケット有り
TEL : 01457-2-2892
住所 : 平取町二風谷
アイヌ文化振興・研究推進機構 : http://www.frpac.or.jp/
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国道237号線を横切り、坂を登っていくと、ありました、ありました。どなたかのHPで見た「あなたの家からここまで来るのに10万円。入場料は400円」の看板が。ここは民族文化研究家の萱野茂氏、個人のコレクション公開展示した資料館です。生い立ちは、
『この建物は、アイヌ民族民具を展示する二風谷アイヌ文化資料館として1972年に開館。手狭になったのを契機に展示品の大部分を平取町に寄贈しました。現在本館はアイヌ民族民具、世界の先住民族民具資料、3,000点を展示してあります。
本館内での写真撮影は自由。民具のこと、アイヌ語のこと、アイヌ音声資料のこと、何なりとお問い合わせ下さい。館長在宅の場合は早速お役に立つようにします。 館長 萱野 茂』
建物の上には、鬼瓦ならぬ熊の頭が乗っています アイヌ語 : アイヌ民族固有の言葉ですが、明治以降アイヌ語を使うことが禁じられ、現在では伝統行事や祭事などの場を除いて、日常生活でアイヌ語を使うことはほとんどありません。 もし、民族の言葉が失われるようなことがあれば、それはその民族の文化と心を失うことになります。そのため、アイヌ語を守り、広げていく努力がアイヌの人たちの間で続けられています。
− 「アイヌ民族を理解するために」 より抜粋 −
『アイヌ民族の考えでは、天から役目なしに降臨した物は一つもない。虫でも、鳥でも、どんな生き物であっても、食べ物を奪い合うことをせずに分け合って食べていたものでした。 しかし、今生きている人たちは、その心を忘れてしまいました。 その挙句に、原子力と言う悪魔の火。これは人類全部が天に向って唾を吐き続けている様なもの。その唾が、私共の顔に戻るであろう事を案じています。』 萱野 茂
つい最近も、どなたかの「単一民族国家」発言が世間を騒がせました。が、正直言って「アイヌの方々は別の民族」と言う漠然とした認識はあっても、歴史・文化・現在の状況などについて、私(達)はあまりにも知らなすぎる。それを二風谷で実感しましたので、アイヌ文化を知らせる努力を続けてくださっている方々に、エールと感謝の言葉を送りたいと思います。
休館日 : 特に無し(冬期12〜3月は館長宅 2−2164に事前連絡を)
入館料 : 大人400円 小・中学生150円
TEL : 01457-2-3215 |
2日目。今日はできるだけ距離を稼ごうと7時半に出発。国道241号線(阿寒横断道路)で阿寒方面へと向います。紅葉が始まりかけた原生林の中のドライブは快適で、2時間もかからずに阿寒湖を通過しました。
ペンケトー(上の湖)、パンケトー(下の湖)を見下ろす"双湖台" 阿寒湖から10分ほどで"双湖台"。ここは、雄阿寒岳の噴火(約6,000年前)で出来たと言う、阿寒湖の兄弟湖の展望台です。北海道に形に似ている、と言うパンケトーは美しく見えていましたが、ペンケトーの方は原生林に隠され望遠でかろうじて望める程度でした。 |
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